長年にわたって
受け継がれる
信頼と技術力で、
液剤製造の安定供給
お応えします。

液剤の受託製造サービスのご案内

中北薬品では医療用医薬品や一般用医薬品、化粧品の液剤製造において、
内用剤・外用剤を問わず幅広いカテゴリーで対応できる生産体制を構築しています。
そんな私たちだからこそ提供できるソリューションを、ご紹介いたします。

At FIRST

まず、中北薬品が製造可能な液剤について

  • 内容剤

    シロップ剤・懸濁剤・
    エリキシル剤・リモナーデ剤・
    エキス剤 など

  • 外用剤

    吸入剤・含嗽剤・
    口腔内スプレー剤・
    ローション・消毒剤 など

SYSTEM

安定供給を実現する、中北薬品の製造体制

複数工場を安定稼働させることで、
多様なニーズへの対応とBCP対策を実現

愛知県津島市と北海道北広島市において、津島工場と輪厚工場を稼働しています。そして2023年には、北海道北広島市のヤクハン製薬を子会社化。3拠点でバックアップ体制を整え、液剤製造を手がけています。いずれの工場でも充実した生産体制を備え、さまざまなニーズに安定供給を通じて応えるとともに、BCP対策にも努めています。

  • 輪厚工場(北海道)

    原料タンク
    エタノール:1基
    果糖ブドウ糖液:2基
    グリセリン:2基
    ソルビトール:2基
    調製設備
    4ルーム
    (100~10,000L):14基
    充填設備
    ボトル充填機:3機
    包装設備
    カートン包装:3ライン
    手動包装:1ライン
  • 津島工場(愛知県)

    原料タンク
    エタノール:1基
    イソプロパノール:1基
    グリセリン:2基
    ソルビトール:2基
    調製設備
    7ルーム
    (100~27,000L):31基
    充填設備
    スティック充填機:2機
    ボトル充填機:5機
    包装設備
    カートン包装:3ライン
    シュリンク包装:1ライン
    手動包装:1ライン
  • ヤクハン製薬(北海道)

    原料タンク
    エタノール:3基
    イソプロパノール:2基
    調製設備
    2ルーム
    (100~10,000L):15基
    充填設備
    ボトル充填機:2機
    大容量充填機:1機
    包装設備
    ストレッチラベル包装:
    1ライン
    シュリンクフィルムラベル包装:
    1ライン
    タックラベル包装:
    1ライン

毎年、高い納期遵守率を達成。また、GMPから逸脱した際には、
迅速にCAPAを実施する体制を構築しています。

POINT!

各工場からの安定供給網を構築し、
関東・関西と幅広いエリアに対応。
OTIFにおいて、
常に80~100%を達成しています。

TECHNOLOGY

安定供給を実現する、中北薬品の技術力

01

液剤に特化して追求した、高い生産技術

液剤の受託製造に20年以上にわたって取り組んできた中北薬品。これまで、多くのお客様のニーズに応えながら、高品質かつ効率的な生産技術を磨いてきました。そうして、内用剤・外用剤ともに、多様な種類の容器、容量およびロットサイズに対応しながら、高い生産能力と充填スピードを実現し、さまざまな業態のお客様から高い評価をいただいています。

剤形 充填容器 容量 充填スピード
内用剤 ガラス・ポリボトル
アルミスティック
5~800mL
10~40mL
100~120mL容器の場合、250本/分
500mL容器の場合、40~60本/分
外用剤 ガラス・ポリボトル
ポリボトル
50~500mL
5~20L
500mL容器の場合、40~60本/分
  • CASE STUDY 01

    創薬ベンチャーの場合

    Q
    製剤の調製や包装など、特定の製造工程のみを委託することは可能でしょうか?
    A
    お客様の開発・製造ステージや社内設備状況に応じて対応可能です。たとえば、治験薬バルク液の調製のみを当社で実施し、充填・包装は他社で行うケースもありますし、逆に調製済みのバルクを受け入れて、当社で充填・包装のみ(品質試験も含む)を請け負うといったケースにも柔軟に対応した実績があります。
  • CASE STUDY 02

    新薬開発中の製薬企業の場合

    Q
    新有効成分を用いた製剤の治験を計画しており、初期の治験薬製造から将来的な商用製造まで、一貫して対応できる委託先を探しているのですが。
    A
    開発初期段階における少量の治験薬製造をGMPに準拠した体制で対応し、治験プロセスにしたがって、プロトコルに基づく調製・充填・包装を実施した実績があります。その後は、治験結果を受け製造販売承認に向けて、実生産規模のロットスケールを通して、設備・工程をバリデートし、コマーシャル生産へスムーズに移行しました。このように研究から商品化まで、フェーズごとのニーズに応じた柔軟な製造支援が可能です。
  • CASE STUDY 03

    医療用医薬品メーカーの場合

    Q
    懸濁性の高い内用液剤の製造を検討しているのですが、自社では均一な混合や沈降防止の管理が難しいため、製造ノウハウのある委託先を探しているのですが。
    A
    当社では、原薬の分散性・粒子径・懸濁安定性を考慮し、処方に応じた撹拌条件や分散工程を設定。沈降や固着を防ぐための工程管理を徹底し、試作段階から量産スケールまで一貫して対応した実績があります。懸濁剤など製造難度の高い内用液剤に対しても、確かな技術と高い対応力でお応えしています。

TECHNOLOGY

02

高速大量生産も対応可能な、充実した設備

「高品質」「信頼性」「機能性」「経済性」を兼ね備えた生産体制を実現するために、中北薬品では調製・充填や包装などの各設備で万全のシステムを整え、世界的な品質基準(PIC/S、ICH等)に適合する品質保証体制を構築しています。さらに「品質マニュアル」を定め、経営層も参画するマネジメントレビューを通じて、品質の継続的な改善に取り組んでいます。

  • 調製室

    調製フローをプログラミングし、標準作業をシステム化することで、タッチパネル上での操作を可能にしています。

  • 充填室

    充填から装栓まで、ラミナーフロー下で行っています。一部のラインでは装栓前のビン口部の検査機を導入しています。

  • 包装ライン

    ラベル貼りからパレタイジングまでを一貫して行う包装ラインを備えています。一部のラインでは、ラベル貼り前に、容器の外観検査機を導入しています。

  • タンク室

    原料受け入れタンクを常備し、原料メーカーからの受け入れ、調製タンクへの直接的な払い出しを可能にしています。

  • 機械室

    空調系統、製造用水系統など、24時間体制の監視システムを導入しています。

  • 供給室

    常水、精製水、UF水などを使用する洗瓶工程を備えた自動洗瓶機を導入しています。

POINT

高品質な液剤製造を実現するために、さまざまな技術を保有

  • POINT 01

    粒子の均一化

    原料物質を均一に混合・分散させるために、ホモジナイザーおよび粉砕機を常備しています。これらの機器を使用することで、粒子の大きさや位置の偏りを解消し、全体の濃度を均一に保つことが可能です。このプロセスにより、品質を安定させるための均一な混合および分散を実現しています。

  • POINT 02

    高圧蒸気滅菌

    充填済み製品の滅菌処理を実現しています。飽和蒸気によって内部を高温高圧にすることで、微生物の殺滅など、必要に応じて適切な滅菌処理を行います。

  • POINT 03

    窒素置換

    製剤調製時において、タンク・配管などを窒素バブリング/窒素置換しています。また、一定の窒素加圧下での圧力保持も可能です。送液・充填時においても窒素バブリング、窒素による送液、窒素置換を行うなど、最適な製造条件を実現しています。

  • POINT 04

    スティック充填包装

    製品幅25mm/42mmのスティック包装機を常備しています。二段式横シール機構による高いシール強度を持ち、高い開封性も兼ね備えています。また、スティック充填用に特化したCIPシステムも導入しています。

創業以来、約300年の歴史を持つ中北薬品。
製造業務においても、長い歴史を刻んでいます。

そんな私たちはお客様とのベストパートナーを目指して、
培ってきた最大の強みである
“お客様へ寄り添ったソリューション”を提供してまいります。

まずは、お気軽にお問い合わせください。